そのままイかされてしまった
ゲイの自覚がある人よりも、女の子が好きと公言しているような人を相手にしたくなるサガだった。
だからか、どうしてもそういう集まりには参加しようとは思えず、男女共同のサークルに所属していたし、
合コンもだいたい女の子が相手だった。
後期も過ぎたころ、サークルに新人が入った。新入生でなく同級生というのも珍しかったが、
中途半端な季節に入ったなくらいにしか思わず、そのままになっていた。
飲み会で初めて姿を目にし、少し興味が沸いた。おそらく運動部に所属していたであろうがっしりとした体系に短髪。
肌は運動焼けしているのか自然な色黒だったで顔も好みだった。
一人暮らしという共通点があったこともあり、意気投合し帰りも一緒になった。
自分は徒歩だったものの、相手はバイク。「送ってやるよ」という言葉に甘え、後部座席へ乗り込んだのだった。
しかし、車はおろかバイクにすら乗ったことがなく、自転車のスピードしか知らなかった自分はあまりの速さに
同級生へしがみついてしまったのだった。笑われるかと思ったが「しっかり掴んでないと落ちるぞ」と言われた。
同級生の腹にしがみついたまま家へ送られたのだが、その時は「いいやつだな」くらいにしか思っていなかった。
そのときは自分の中に体育会系にゲイはいないという偏見がなぜかあったのだ。
飲みにいったり、ときどき喋ったりという関係が続いていたが、ある日電話があった。
朝方に学校に用事があるから、学校に近い自分の家に泊まりたい、とのことだった。
「そういうことなら…」と了承すると30分足らずで家に来た。することもなく、テレビを見ながら酒盛りをしていると、
自分はすぐに酔ってしまった。お互い疲れていたこともあり、眠ろうということになった。
しかし部屋のベッドに横たわると、同級生が圧し掛かって来て、そのままズボンを下ろされ扱かれてしまった。
直感的に「あ、酔っていないな」とわかったが、けだるさで動けず、そのままイかされてしまった。
翌日、普段と変わり無い様子で挨拶をしてきたが、少し気まずい様子だった。
それから会話もすることもなくなったが、今考えれば良いチャンスだったなと後悔する話である。
